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カレとワタシと100の嘘

第15章 光の射す場所

2000kmの距離はどうしたって縮まる事はないのだ。


だから私は安心しきっていたのだ。



しかし、シンはそうではなかった。


私達夫婦の別居は続いていたし、

『離婚も近いかもね(笑)』という私のセリフを信じていたシンは、


現実世界でも私と一緒にいたいと思っていたようだ。

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