テキストサイズ

ハジメ!!

第1章 19歳

私とカナは、
時間まで買い物したりして
テキトーに時間を潰したあと、
駅前に向かった。



「う~ん・・・またココかぁ」

「ホラホラぁそう言わずッ!!
 行こ行こ~!!」


コンパと言っても
所詮会場は居酒屋で、
まぁ嫌いではないけれど、
悪酔いするヤツがいたりするから
ちょっとヤだったりする。


カナは私の腕をグイグイ引いて、
勢いよく座敷の扉を開ける。

カナ曰く、
こうやって少し遅れて参加すると
注目されていいとか何とか・・・

私は慌てて続いた。



「ゴメーン!!遅れちゃった!」


「あ~もうッ!!
 7時って言ったのに!!
 カナ遅いよ!!
 あッ、美央もいるッ!!」


そこには、同じ大学の彩加がいて、
あと3人、彩加の友達がいた。
全員知ってる子だった。

彩加は私を見るなり、
「ゴメンネ」と口パクで合図した。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ