
トライデント
第11章 禁断の力と希望
アイオスは弱々しく微笑んだ。
アイオス「わりい…、助けるつもりが…、強く、なったな…。」
アイオスはデイジーの頭をポスンと撫でる。
デイジー「待ってね!!すぐに手当てを!!」
アイオス「また泣かされた、のか…。しゃあねえ、な…。俺がまも…ぐふっ!ゲホッ!!」
デイジー「しゃべっちゃダメ!!」
デイジーは応急措置を行うが、アイオスの顔は土色に変化していき、目から光がなくなり始める。
アイオス「デイジー、ごめん…。約束、守れそうに……。」
アイオスの手は地面に落ちた。
デイジー「アイオス?」
再び見ると、もうアイオスは絶命していた。
デイジー「アイオス?アイオス!!やだ!!行っちゃやだあ!!」
デイジーはアイオスの死体に泣きついた。
ペルセウス「う、ぐ、姫様、アイオス殿、」
ペルセウスも気がついた。
