
トライデント
第11章 禁断の力と希望
ペルセポネー「ふはは、は??」
ドゴオ!!
ペルセポネー「ぅぅぶ!!!」
デイジーはペルセポネーの首を握りしめて壁に叩きつけた。
ペルセポネー「うぶ……!」
デイジー「殺す、殺してやる。」
ペルセポネーは目の前の光景を疑った。
これが、デイジーの力なのか!?と、思った。
信じられないくらいにデイジーの優しかった目が獣のように鋭くなっており、身体からは藤彩のオーラが輝いていた。
ペルセポネー「あ、あ、アルテミス…、これが、かく、せい…、ギャアアア!!」
デイジーからはアルテミスの矢がほとばしった。
ペルセポネーはその光弾により消滅。
ペルセウス「ひめ、さま…。」
次の瞬間、デイジーはスタッと戦場に降りてきた。
ペルセウス「姫様、助けてくれ。」
デイジー「ふぅーふぅー…。」
ペルセウス「ひめさま?」
デイジー「うおおおおおおああああ!!!」
デイジーからはアルテミスの矢が炸裂した。
ものすごい光だった。
月の光の眩い矢が辺りに降り注ぎ死霊を殲滅する。
ペルセウス、キース、アイオスにも例外なくその矢は注がれた。
ペルセウス「い、いけねえ、ひめさまあ!!」
ズドーーーーーン!!!!
アルテミスの神殿は、爆発したかのように光った。
