
トライデント
第6章 ハーデス覚醒
ゼウス宮殿の中庭、ここにはそんな場所も存在した。
神のみが許される悠久、それは人間界の時間の流れを圧倒して早い空間だ。
主に神はここで休憩する。ハーデスは寝転がってゆっくりしていた。
ペルセポネー「ハーデス!」
ハーデス「ペルセポネー、」
ハーデスはゲゲッと、思い苦笑いした。
ペルセポネー「またお外連れてって!」
ハーデス「ダメだ!ゼウス様に怒られるよ!」
ハーデスは寝返りしてペルセポネーに背を向ける。
ペルセポネー「それなら大丈夫よ?ハーデスなら安心って父様も言ってたもの。」
ハーデス「え、マジか。」
