
トライデント
第6章 ハーデス覚醒
ハーデスは無言になり、瞳から涙を流す。
ペルセポネー「なんで、泣いてるの?」
ハーデス「わ、分からない。」
ハーデスとペルセポネーはある女の死体の前に座り込んで会話する。
ハーデス「この森でカップルが狩りをしたり木の実をとったりしてたんだ。それがついこないだ、彼女の方が怪我をしてしまった。」
ハーデスは涙を拭って話す。
ハーデス「彼の方も必死でおぶってたのに、どうしてこんな事に。」
ペルセポネー「泣かないでハーデス。笑いなさい。」
ハーデス「分からない…。この気持ちが、悲しいという気持ちなんだろう。」
ペルセポネー「なんで悲しむの?私は楽しむということしか知らないよ。」
