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トライデント

第5章 強きゆえに…



デイジー「いったいどういうことなんですか!?私に相談なしに決めるなんて。」



ゲオルグがつく前にデイジーがエルメスに怒鳴っていた。




エルメス「申し訳ございません姫、しかしこうでもしないとこの国は戦争で持ちこたえません。」



エルメスはなんとかデイジーを説得しようとしている。




デイジー「関係ありません!!生徒を危険に晒すような大会を黙って見ろなど!私も参加します!」




ゲオルグは止めに入った。




ゲオルグ「それはやめ」

ハーデス「やめてくれ、デイジー!」





ハーデスだった。





しばらく姿を見せなかったハーデスが今こんな形で再会した。




デイジー「ハーデス…、なぜあなたまで、。」






ハーデス「決まっている!俺の記憶に宿るペルセポネーを倒し、ゼウスもなんとかするためだ!」



ゲオルグ「なんだと!?」




ハーデスは語り出した。





ハーデス「俺はここ最近神殿のはずれにあるほとりの洞窟で修行していた。あこならペルセポネーが幻影を見せても誰も犠牲にせずに最悪俺だけが死ぬしな。」



ハーデスの堅い決断だった。



なんとこの半年間、彼はペルセポネーと決着するために姿をくらましていたというのだ。




ゲオルグ「お前生きてるということは…。」




ハーデス「ヤツは一度も現れなかった。どうやらヤツは神のような力を持っていて人の死を喜ぶような恐ろしい悪魔らしい。」





そこで、今回の話を聞いたハーデスは神の力を借りて因縁に決着をつけようとしていた。




デイジー「ハーデス…、」

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