
トライデント
第4章 輝ける瞳
リディア「あの…、それは…、」
レヴォンの目も潤んでいた。
レヴォン「すまん、そんな願い事は叶わないな…。」
レヴォンはリディアの肩に両手を置き、目を閉じて唇を近づけた。
リディア「レヴォン…様…。」
リディアはレヴォンの手を離した。
パッとレヴォンは目を開ける。
レヴォン「どうしたんだ?リディア。」
リディア「ご、ごめんなさい…。私、」
そのとき、勢いよく太陽の間の扉が開いた。
「大変です!!レヴォン様、リディア様!!」
「敵が攻めてきました!!」
傷だらけの民が太陽の間に報告しにきたのだった。
