
トライデント
第4章 輝ける瞳
レヴォンはいつもより早めに帰ってきた。
レヴォン「ただいまリディア、今帰った。ん?」
リディアの唇は紅く、肌には艶がでている。
レヴォン「珍しいな、朝から風呂入ってるなんて…。」
リディア「レヴォン様!!」
バッと、リディアはレヴォンに抱きついた。
レヴォン「リディア?ど、どうした?」
リディア「レヴォン様はなぜ戦いをなされないのですか??」
リディアは抱きしめながら聞いた。
レヴォン「ふ、俺は戦いなんてしたくないし、戦えば人や土地が絶対に傷つくからだ。」
リディア「しかしあなたは、」
レヴォン「殺される、な。」
レヴォンは哀しそうに言った。
