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恋は甘い香りと共に

第1章 はじまり




この人とも会話ちゃんとが出来ない気がする。



翔とは違う意味で。



なんでだろうなー。



怒ってんのかなー。



気まずい時間が30秒くらい流れた後、藍川が口を開いた。



「…じゃあ帰るわ」



「ん。お気をつけて」



私は裏口のドアを開けて藍川湊人が通るのを待つ。



ドアを開けたお陰で中から外へ空気が流れ、風が吹いた。




…ん?



「帰るんじゃないの?」




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