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恋は甘い香りと共に

第1章 はじまり



裏から外へ出てゴミ捨て場へ。


一度に運ぶには少し重く、何回か休憩をいれて運び出した。


「ふぅー。ついたあっ」


ドサッと置いて、重さから解放される。


 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ティッティリー♪

あんり はミッションをクリアした!

あんり のレベルがあがった!

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


突然始まった脳内RPGを強制終了させ、店に戻ろうとゴミ捨て場に背を向けたときだった。



「……っ…」



風に乗ってかすかに声が聞こえた。


裏のこんなゴミ捨て場のとこなんて普段人は従業員出さえも滅多に来ない。


……どこから。



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