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もしも、君を愛せたならば

第9章 和也との「はじめて」

程よく薄暗い照明の中
濡れたアソコが
和也の前で露わになる。

和也は
ベッドに腰かけるように
私を座らせると

ベッドのある壁とは
反対の壁にある
大きな姿見を指差した。

そこには、見慣れない
自分の乱れた姿が映った。



〝夏帆、見て?
 

 ちょーきれい〟



そう言われて
私は恥ずかしくなって
長い髪を両手で前に下ろすと
小さくなった。

和也は
上半身だけ脱いで
ジーンズのまんま。

そして、ベッドに腰掛ける
私の背後に重なるように
ピタリと密着して座ると

胸のあたりを隠していた
私の長い髪を
また後ろに流した。

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