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もしも、君を愛せたならば

第36章 涙

私は、
シンに言われて先に出る。

さっきの下着をつけてみたものの
急に恥ずかしくなって
ベッドの中にもぐり込んだ。

暫くするとシンが出てきて
私のドキドキはピークになる。


「何隠れてんの」



そう言いながら、
シンは煙草に火をつけた。



私は、顔だけ出して
シンをジッと眺める。



まだ長い煙草を
シンは早々と消すと
隣のベッドに突っ伏した。




「シン・・・?」


シンは何も言わなくなって
うつ伏せのまんまだった。


「・・・寝てるの?」


私は近寄って、その顔を覗き込んだ。



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