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もしも、君を愛せたならば

第26章 亜矢のツレ

〝で?
 結局あん時、
 ナツとは何もナシ?〟

〝まーな。
 なんかアイツは違ったわ〟

〝だっせー和也!!!!
 お前あん時フラれたなんか
 一っ言も言わなかったクセに!〟

シンと英司にその話をすると
二人はビール片手に笑い転げた。

〝んだよ!
 笑うなよ!!
 人の失恋話真剣に聞けよ!!〟


俺は、シンと英司と3人で
やっと居酒屋を出て、
タバコ片手にブラブラ歩いた。


〝なー英司ぃ~
 誰かいねーの?
 なんかこう・・・
 遊んでなさそーで、
 美人で、スタイルいー女!〟

〝やー
 お前にはいても教えねーなぁ〟

〝んでだよ~・・・
 ウゼーなぁ~お前!!
 
 お~!!シン!!
 そだ、亜矢のツレは?!!!
 ベッピンだって言ってたじゃん!!〟

〝はぁ?
 お前自分で亜矢に頼めよ!!
 アイツ、
 死んでもショーカイしねーとか
 言ってたけどな~〟

〝あ゛~もう!!
 何でだよ!〟

〝もー暴れんなって和也!!
 火ぃ!!!〟

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