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もしも、君を愛せたならば

第16章 好き

シンとの
初めての体験。

あれからまだ一度も会わないまま一人思い出しては恥ずかしくなる、

そんな日が続いた。

そんな私に
昼休み、
同じクラスの奈々が
小声で突っ込んできた。


「んで?
 
 矢島先輩とは
 うまくいってんだ~?」


「へ?!
 
 べ、べべ・・・別に?!」


声が裏返る。


「・・・もしかして、
 
 ・・・・もしかして??
 エッチしちゃった?!」


奈々にそう聞かれて
あの時のことが
鮮明に蘇る。

わかりやすい私を
奈々はひやかしてくる。


でも、
なんかそれも嬉しかった。










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