
もしも、君を愛せたならば
第15章 はじめて
先輩は、
私の事をあんまり聞かない。
私も聞かなかった。
だけど今日は
聞かれても無い事を
話すことにした。
〝ねー、先輩。
あの・・・あたしね・・・
ちゃんと付き合ったこと
・・・無いんだ〟
〝いーって、それ。
なんの嘘だよ。
この前だって、
フッツーにキスしてたじゃん〟
〝キ、キスだけ!!!
それ以外は、初めてだからっ!!〟
ムキになって
私は反論した。
〝・・・それホント?〟
〝・・・ホント〟
〝マジ?〟
〝・・・マジだよ〟
〝ふーん〟
興味のない表情の先輩。
すると、二人の間にあった
小さなテーブルを
横の方に押しやった。
〝あのさー、
もっかい聞くけど、
本気で
俺と付き合うの?〟
〝・・・本気だけど??〟
〝お前が本気なら、
俺も
ちょっとは本気になるけど?〟
〝な、なってよっ!!!!
前からアタシは
本気だもん〟
しばらく間を置いたかと思うと
先輩は私の腕を掴んで
自分の方に引き寄せた。
〝お前、
意味わかってねーな〟
私の事をあんまり聞かない。
私も聞かなかった。
だけど今日は
聞かれても無い事を
話すことにした。
〝ねー、先輩。
あの・・・あたしね・・・
ちゃんと付き合ったこと
・・・無いんだ〟
〝いーって、それ。
なんの嘘だよ。
この前だって、
フッツーにキスしてたじゃん〟
〝キ、キスだけ!!!
それ以外は、初めてだからっ!!〟
ムキになって
私は反論した。
〝・・・それホント?〟
〝・・・ホント〟
〝マジ?〟
〝・・・マジだよ〟
〝ふーん〟
興味のない表情の先輩。
すると、二人の間にあった
小さなテーブルを
横の方に押しやった。
〝あのさー、
もっかい聞くけど、
本気で
俺と付き合うの?〟
〝・・・本気だけど??〟
〝お前が本気なら、
俺も
ちょっとは本気になるけど?〟
〝な、なってよっ!!!!
前からアタシは
本気だもん〟
しばらく間を置いたかと思うと
先輩は私の腕を掴んで
自分の方に引き寄せた。
〝お前、
意味わかってねーな〟
