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ガーディスト~続編~

第7章 視えない男(前編)


『お父さ~ん!』



浅井の脳裏に、元気いっぱいに手を振る我が子の姿が浮かぶ。



あの頃は、妻ともうまくいっていた。
まさかこうなるなんて、誰が予想できただろうか。なにが私たちを変えてしまったんだろうか…。



「…」



窓ガラスに浅井の切ない表情が映る。
そんな姿を、祐司は後ろから黙って見つめていた。








コツコツ…



ふと後ろから、人の気配を感じた。
乗客だろうか…
なぜか気になるその気配に、祐司は神経を研ぎ澄ませる。



コツ…



その靴の音は、祐司の真横で止まった。
瞬間、ドサッと音を立てながら隣に誰かが座った。



「…」



祐司は視線を感じ、隣を見た。



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