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ガーディスト~続編~

第6章 ハロウィンの夜に(後編)

ジャンが居なくなると、辺りは静寂に包まれた。



護は手の中にあるペンダントをポケットにしまった。
代わりに懐からタバコを取り出し、一本口に加えて火をつける。



「ふぅ…」



煙を吐くと、紫煙が立ち上った。



「遺骨か…」



護は夜空を仰いだ。



(俺が死んだら、海にでも撒いてもらおうかなー…)



そんなことを考えてると、井戸の入り口に人影が見えた。



「!!」



その人影は下を覗いた後、いなくなってしまう。



「…秋人?」



(やべぇ…あいつら起きちまったか?)



護はタバコを消し、急いで上に登り始めた。
両手両足で石壁を押さえつけながら、ゆっくりと上がっていく。



「はぁっ、やっぱ登りはきついな…」



すると半分くらい上がったところで、いきなり上から大量の水が降ってきた。



「うわっ!!」



護は両手両足を滑らせ下に落ちてしまう。
背中を打ったが、骨は折れてないようだ。



「なにしやがんだ、テメェ!!」



「…は?……護?」



「…美夏?」



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