テキストサイズ

掌の浜辺

第1章 春 - story -

 「地震」
 「図形」
 「大声」
 「時間」
 「透明」
 「世代」
 「振動」
 「街中」
 「果物」
 「物質」
 「銀色」
 「自然」
 「起立」
 「単位」
 「実験」

 全て言い終わり、板書もし終わった。
 「これを5つずつ、3グル-プに分けます」
 黄色いチョ-クで線を入れていく。
 【地震、図形、大声、時間、透明/世代、振動、街中、果物、物質/銀色、自然、起立、単位、実験】
 「初めの方に言われた熟語と、真ん中の方に言われた熟語と、終わりの方に言われた熟語に分けました。ではみなさん、答え合わせをして頂けますか?そのとき、ブロックごとに当たった数を書いていって下さい。お願いします」
 合っているところに○をつけてその数を数えていく学生、黒板の字と自分が書いたのを照らし合わせながら当たっているものの数を数えている学生、テキト-に数を書く学生など、みんなそれぞれやりやすい方法で答え合わせをしていく。そして数分がたった。
 「ではまずみなさんに、当たった熟語の数の合計をお聞きします。0コ」
 いない。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ