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第18章 校内散歩
「今日は何しようか」
爽真が嬉しそうにそういいながら服の下から直に背中へ触れてきたことを切っ掛けに、悠理はハッと目を見開ける。
――今、何考えてたんだっけ……?
何かとても重要なことを思い出しかけた気がしたのだが、悠理の頭の中でそれは綺麗に消え去っていた。
その後味の悪い感覚に目を訝しめる悠理だったが、すぐさま背中を這う爽真の手にビクリと体を震わせる。
しかしそのわずかな反応の差に、爽真は目を細めて口を開いた。
「悠理ちゃん、今考え事でもしてた?」
「……べつ、にっ」
脇腹を撫でられているせいで身悶えをしながらも、悠理は気丈にそう答えた。
しかし、無意識に爽真の胸元を掴んでいる両手は見るからに必死で、爽真は愉しげに笑みを浮かべる。
爽真が嬉しそうにそういいながら服の下から直に背中へ触れてきたことを切っ掛けに、悠理はハッと目を見開ける。
――今、何考えてたんだっけ……?
何かとても重要なことを思い出しかけた気がしたのだが、悠理の頭の中でそれは綺麗に消え去っていた。
その後味の悪い感覚に目を訝しめる悠理だったが、すぐさま背中を這う爽真の手にビクリと体を震わせる。
しかしそのわずかな反応の差に、爽真は目を細めて口を開いた。
「悠理ちゃん、今考え事でもしてた?」
「……べつ、にっ」
脇腹を撫でられているせいで身悶えをしながらも、悠理は気丈にそう答えた。
しかし、無意識に爽真の胸元を掴んでいる両手は見るからに必死で、爽真は愉しげに笑みを浮かべる。
