
俺はもう、
第3章 *宣戦布告..
「優っ・・・やだやだぁ・・/////」
Tシャツを上に捲り上げた瞬間、ぐすんっと玲奈のすすり泣く声が聞こえた。
さすがの優も手を止め玲奈の顔を見る。
「・・玲奈・・・?」
「っ、怖いよぉ・・・」
胸の前で祈るように両手を握りしめる玲奈ー・・・
「玲奈、ごめん。」
「うっ、グスッ・・・ゆうっ・・・」
玲奈を包み込むように力強く抱きしめた。
「優っ・・怖いよ・・・」
「ごめん。大丈夫だから。」
優の背中に手を回した玲奈は、力一杯しがみつく。
「っ・・うぅ・・っぐすっ・・・」
「ごめんな?驚かせて。」
「うん・・っ・・・」
しっかり包み込むように玲奈を抱きしめながら頭を撫でると、玲奈の呼吸も少しずつ落ち着いてきた。
