
俺はもう、
第3章 *宣戦布告..
「お邪魔しまーす・・・・」
「上がって、上がって!」
玄関で靴を脱ぐと恐る恐る河野くんの後を追う。
「荷物そこに置いて!」
「あ、うん!」
冷蔵庫に食材を入れながら、顔だけをこっちに向けた。
私も何か手伝おうとすぐにキッチンに立った。
「手洗ってもいい?」
「うん!もう作る?
それとも少し休む?」
「少し早いけど先に食べちゃってからゆっくりしない?」
「うん、だね!」
河野くんとまったりする時間までに少しでも気持ちを落ち着かせたくて、後回しにしてしまう。
「じゃあ、玲奈ちゃん野菜切ってくれる?」
「うん!」
泊まりとなると今日の夜は長いー・・・
初めてなんてあっという間だもん。
誰としようが関係ない。
