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雪月花

第1章 冬のある日

「頭が良くてクールビューティーって有名な娘。下の名前は知らないけど」

「へぇ…」


確かにここから見える顔はメガネで隠れているとはいえ、雰囲気で美人なのはよく分かった。

まあ、どうでもいいけど。


「小百合ちゃんに言ったら紹介してくれないかな?!」

「無理じゃね?」

「無理とか言うなしっ!」


そんなことを話していると、間瀬たちは目の前からいなくなっていた。

これが最初に東城心愛を知った日だった。

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