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あなたが幸せなら、それでいい。

第2章 初めて


あたしが翔に出会ったのは、
中学に入学して初めての秋が来た頃。

そして、恋をしたのもその頃。

そう、一目惚れだったの。


あたしは3年生が中庭で
騒いでいるのを何気なく見てた。


あたしはどっちかといえば、
アウトドア派だから、
『元気だなー』って見てた。


その中に 笑顔で無邪気な翔がいたんだ。

その笑顔を見たとたん、
あたしの心は奪われた。


こんなの、はじめてだった。


それからというもの、毎日、
あたしは翔の姿を探してた。


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