
平和のために
第10章 前夜祭
どうしよう…
紫音が見てたらって
思っちゃって
なに話したらいいのか
分からない
「…
何かあったか?
あ…別に話さなくてもいいけど
一人で抱え込むよりは
お前の回りには
仲間が一杯いるから
吐き出してもいいと思うよ
…な?」
「秀一…」
「お、やっと顔あげた
ま、お互い頑張りまっしょ!!」
そういって背中をポンって
叩いてくれた
昔から秀一はそうだ
優しく包んでくれて
元気付けてくれる
でも…言えないよ
あなたの事で悩んでるなんて…
しかもね、
私の嫌な予感は
的中していたの
