
あたしは誰のもの?
第18章 "あたしは誰のもの?"
「・・・・ん?」
千草が冷華を見る
その視線に気づいた冷華も千草を見る
なんか・・・・すごく見られてる?
と、思ったら千草はニヤリと不敵な笑みを浮かべた
ッ!!
なぜか身体の本能なのか、これはヤバイと悟った
「れーいか!」
ギュっと抱きしめられる
「な、なに?」
「はぁーなんかもう久しぶりに抱きついたよ・・・」
嘘つけ
「なにその嘘つけって顔」
うわ、バレた
「昨日は冷華に触れてないんだよ?抱きしめるどころか・・・キスもしてない」
・・・・
「はぁ・・・・僕、冷華とセックスしたいよ・・・」
そんなことを切ない顔をしてサラリという
「だから僕のこと選んでね?冷華と恋人になったらずーっと離さない!ずーっと愛し続けるから」
「なッ//」
顔がまた赤くなる
そして"ずーっと愛し続ける"、この言葉に少しだけ恐怖を感じた
だって・・・
「アハハ!冷華と付き合えたら僕、毎日冷華と朝までヤっちゃいそうだね」
ほら・・・
笑いながら言ってるけどあたしにとっては身体の危機だ
千草だったらやりかねない・・・
「おい、こら。千草うちの見送りに来たんだろ?そこで冷華を口説くな」
「うるさいよ、千紗。僕の邪魔しないで」
琉星の次は千草と睨みあう
「・・・・・はぁー」
哉夜は長い溜息をついた
