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あたしは誰のもの?

第16章 溢れ出す想い





「・・・3人のね、なんでもかんでもが知りたいわけじゃない。それは言いたくないことだってある。
でも・・・なんで・・・・あたしはダメなの?みんなの仕事先に行ってはダメ、他の男とは喋るな、来いって言ったら必ず来い・・・なに?あたしはみんなの子供?」

「・・・・・今から僕の話すことを聞いてくれる?」


千草が冷華を見る
その表情はとても辛くて悲しい表情だった


「・・・・うん・・」

「・・ありがとう・・・・。僕と冷華が付き合ってたときの話なんだけどね・・」


ッ!?

「・・ごめんね・・?こんな話・・でもちゃんと聞いてほしい。・・・・・僕はあの時さ、千紗以外の女は金を稼ぐ道具、て思っていたんだ。
だから僕が冷華と付き合ったときもあの時はただ金を稼ぐにはいい道具て思っていたんだ。

でもね、冷華と一緒にいる時間が長くなるほど冷華とセックスしているのを撮ることが嫌になってきたんだ・・・

そのときはさ、その気持ちを理解していなかったからずっと無視していたんだよ・・・
それでね、哉夜と琉星が冷華を認めたあの日・・仲間になったんだから・・・仲間を傷つけちゃいけない
だから冷華とセックスしている動画を売るのは冷華を傷つけること、フるのも傷つけるからダメだから・・・このまま付き合わなきゃて思ったんだ

でもそのときね、僕の気持ちが楽になったんだ・・・・


そして少しずつわかった・・・
僕、冷華が好きだって・・・


だから・・・・・ッ
だから僕、あの日のことを・・・・・・

すごく後悔してるッ
なんであんなことしたんだろう
なんであの時はやく気づかなかったんだろうって・・・・ッ」




 

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