
あたしは誰のもの?
第13章 裏切りと幸せ
僕らは適当な席に案内され、座る
「ねぇ聞きたいことがあるんだけど・・」
僕はさっそく聞く
「・・・・・・もしかしてあたしの・・その・・・」
「たぶんそれ!なんでそんなに強いの?」
冷華はやっぱり・・て顔をしていた
「あたしの親が結構厳しいの」
苦笑いして言う
「・・・今両親とは別々で暮らしてるんだけど小さいときから護身用だ、て鍛えられてたの」
ふーん。
なぁんだ
冷華の目を見る限りでは嘘ではないようだった
特に深い理由があるわけでもなさそうだった
「そうだったんだー・・」
僕はそう返した
少し興味が失せたようにね
