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天才剣士は一くんに夢中

第4章 絶望と驚喜

★★★★★★★★★★★



次の日



身体もダルく、目覚めも最悪だった。


もう正直何をする気もおきない。



‥これが僕?
僕ってこんなんだった‥?



その時ふと昨日おきた出来事が脳裏にうかんだ。



【血を吐いた】



それはまぎれもない現実。

僕は脱力した。


別に死ぬことが怖いわけじゃない。それにまだ死ぬとも決まっていない。


でもこの先


一くんとの未来を期待できるのかな‥?
それが怖いよ。


僕はなんだか自信がなくなってきた。


でも僕は



一くんが誰よりも大事な存在なんだ。
これだけは言えるよ。



そして僕は昨夜のことを誰にも話さないと決めた。
他人からの同情なんて嫌だ。
みんなきっと僕を病人扱いみたいにするんだ。





違う‥‥
僕はまだまだ戦える。
こんなのすぐに治るに決まってるんだ。


★★★★★★★★★★★

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