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天才剣士は一くんに夢中

第4章 絶望と驚喜

★★★★★★★★★★★



「ぐは‥‥ァ!!」



一瞬だった。


「血‥‥‥?」


僕の右手、胸元、膝元には血が滲んでいた。



それは紛れもなく僕が吐いた血。



「なに‥これ‥。」


僕は一瞬何が起こったかわからなかったけど‥


さすがにもう理解はできた。



「僕は病気なんだね‥。」





死ぬのかな‥?

そしたらもう一くんに会えないよ?


どうしてくれるのさ。



僕はなぜか涙も出なかった。
きっと現実というのはこんなものなんだ。



これは僕が今までみさかいなく人を斬ってきた天罰に違いない。


いや‥
そう思うしかないんだよ。



★★★★★★★★★★★

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