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天才剣士は一くんに夢中

第4章 絶望と驚喜

★★★★★★★★★★★


‥‥‥‥‥‥



僕の聞き間違い‥





なんかじゃない。



きっと新八さんと左之さんは‥





「どうしたんだ?遅かったじゃないか。」


「あ、あぁ‥ごめんね。今日はなんかもう疲れちゃった。」

「‥そうか。じゃあ俺もそろそろ戻るとするか。」


「う、うん‥あ!ちょっと待って。」


「なに‥‥」


《チュッ》


僕はわざと音をたてて唇を合わせるだけのキスをした。


「おやすみ。」


ニッコリと笑顔を見せてそう言うと一くんは最初照れて膨れた顔をしていたけれど、最後は優しい笑みを浮かべて自分の寝床へと帰っていった。



「僕は幸せものだよ‥。」





その時だ


何か違和感を感じた。



胸がざわつく。



★★★★★★★★★★★

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