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2体のﾊﾞｵｳはﾍﾞﾓﾙﾄに確実に当たった､清麿は呪文の反動で倒れ､ﾊﾙﾄは片膝を着く｡
｢どうだ…?｣
｢ﾍﾞﾓﾙﾄは…?｣
ﾊﾙﾄと左肩を押さえたｾﾞﾘｱが呟いた｡
｢ルオォォォオ!!!!｣
ﾍﾞﾓﾙﾄは特大のﾊﾞｵｳ×2を食らったはずなのに､雄叫びをあげた｡
｢僅かに急所からズレたか…｣
｢清麿!!｣｢ﾊﾙﾄ!!｣｢｢もう一度頼むのだ(みます)!!｣
｢ｶﾞｯｼｭ…｣｢ｾﾞﾘｱ…｣
2人は頷き､本に集中する｡
｢ぶっ倒れている奴等がいきがってんじゃねぇ!!吹っ飛んでから今のてめぇらの状況を悔やみやがれ!!｣
清麿に向かって攻撃を仕掛けようとする､ﾊﾙﾄが走って肩に掛けるがﾀﾞﾒｰｼﾞの所為が足に痛みが走った｡
｢ﾊﾙﾄｫｫ!!｣｢清麿ぉぉ!!｣
｢ｽｵｳ･ｷﾞｱｸﾙ!!!｣
水龍がﾊﾙﾄ達への攻撃を防いだ｡
｢嬉しい…助っ人だな…｣
｢ｶﾞ､ｶﾞ､ｶﾞｯｼｭちゃん､これでどれだけ私が大切か分かったかしら!?｣
助っ人は…ﾊﾟﾃｨとﾋﾞｮﾝｺだった｡
｢さぁこれで､後戻りは出来ないわ!!!｣
｢ルオォォォオ!!!｣
ﾍﾞﾓﾙﾄの雄叫びに怯える2組…
｢さ､さ､さ､さぁｶﾞｯｼｭちゃん達は休んでて､こいつは私が…私が…｣｢倒せないｹﾞﾛなあ…｣
｢煩いわね!倒せなくても､少しはｶﾞｯｼｭちゃん達の役に…そうじゃなきゃ､私達のしてきたこと…｣
ﾊﾟﾃｨが考えている間に…
｢ﾁｯ､ﾍﾞﾓﾙﾄがちんたら遊んでる所為でﾚﾍﾞﾙの高ぇ呪文を使わなきゃいけねぇじゃねえかよ!?まずはｺﾞﾐ掃除だ!!ﾍﾞﾓﾙﾄ!!ﾗｷﾞｱﾝﾄ･ｼﾞ･ｾﾞﾓﾙｸ!!｣
ﾍﾞﾓﾙﾄの腕に砲台がついた｡
｢ｾﾞﾘｱ!!ｷﾞｶﾞﾗｼﾙﾄﾞ!!!｣｢ﾏｷｼﾑ!!｣
ｾﾞﾘｱの出した盾は簡単に崩れてしまい､ﾊﾙﾄ達は気絶してしまう､他の皆も庇い気絶してしまった｡今意識を持っていて戦えるのは､ﾊﾟﾃｨ､ﾋﾞｮﾝｺ､ﾃｨｵ､ｱﾙだけだった｡
｢恵さんは皆の回復を!!ﾊﾟﾃｨ!ﾋﾞｮﾝｺ!僕の指示に従って!!ｱｲﾂを倒すか月の石の破壊をするんだ!!!｣
ｷﾗが指揮を取り始めた｡