テキストサイズ

ブルースカイ

第10章 恵(中)

「こしょばいんは、しゃーない。事実やから。」



恵はボディソープを手につけ、脇の下に塗りたくり始める。



「ちょい待て。こしょばいねん。目的は俺の体を洗うやろ。」



「ええねん。たまには、うちが聡、いじめたんねん。」



「あぅ。ちょっ。待て、落ち着け。」



俺もボディソープを手につけ、恵の脇の下に塗りたくる。



「キャッ。あっ。ごめん。うちが悪かったから、やめてや。」



「ほな、わかった。」



ボディソープを恵の体にかける。



「あっ。冷たいわ。」



「ほな、暖めたるわ。」



恵を抱きしめ、背中から腰にかけてを指先が触れるか触れないかくらいで撫でる。



「あっ。意地悪ぅ。」



俺は微笑んでキスをする。小鳥が餌をついばむように、くっついては離れ、離れてはくっつくような軽いキスの繰り返し。



恵は腰を左右に動かし、俺のを刺激する。だが、恵の毛で擦れてちょっと痛かった。



が、言うと怒られるので、我慢する。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ