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ブルースカイ

第10章 恵(中)

「なんでやねん。マサとかの方が意外やけどな。」



「一番不思議なんは、フミやな。次はコウやな。一番わかるんは、予想を裏切ってマサやわ。」



「嘘やろ。ソウの場合、俺らみたいなタイプがおったんちゃうん?」



「中高時代は喧嘩や、謀略が渦巻いてたわ。常に相手との腹の探り合いやわ。やから、今でも付き合いあるんは、2・3人くらいのもんや。」



「わかった。やから、人付き合い下手なんやな。壁作るし。」



「初めて会った時の迫力、そこから来てたんすね。」



「迫力なんかない。自分がにらんできたから、にらみ返しただけや。」



「無表情やのに、目付きだけきつくて、じっと目だけを見据えてましたやんか。」



「目付きが悪くて、悪かったな。元々や。」



「話戻すと、やから、マサみたいに直球な方が楽なんやな。」



「そうそう。やから、あり得ん順番として、フミ、コウ、マサやねん。」

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