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ブルースカイ

第10章 恵(中)

酔ってもないのに、注ぐ時にわからんなんて、まだまだやわ。



今度こそお湯割りで飲み始める。



間違いなく酒やわ。早く潰れるため、がぶ飲みを始める。



やっぱお湯割りは来るわ。普通に飲むなら、日本酒、焼酎より、やっぱブランデー、ウィスキーの方が楽やわ。



うまいまずいは別にして、寝るためにひたすら飲む。その調子で酔い潰れて眠るまで、飲み続けた。



翌朝、喉が乾いて目が覚める。時計を見ると5時半だった。



最近、サボってるし、散歩行こう。



宛もなく、1時間半ほどブラブラして、部屋に戻る。



何気無い日常の中で、ちょっとした変化を見つけた時の楽しさといったら、言い表せないものがある。それを楽しみにブラブラしている。



シャワーを浴び、飯を食って、学校に向かう。



途中、フミと合流して、教室に入る。授業中は隣に座り、専ら筆談。筆談の内容がバンドの事を除けば、いつもと同じような日常。

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