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ブルースカイ

第10章 恵(中)

「それはあかんやろ、さすがに。エロ系とかならええけど。」



「俺ら恋人同士やし、わざわざエロ系は有り得んやろ。ほな、化粧もなしや。今すぐ落とすで。」



「それはあかん。」



「ほな、素っぴんな。素っぴんなるか、化粧落とすか、どっちか選んでええで。」



よし、俺の計画成功かな。



「ほな、素っぴん。」



「えっ?」



恵は化粧を落とす。



「眉がちょい薄いくらいで大して変わらんな、さすがナチュラルメイク。俺には結構濃いねんな。」



「アハハ、聡は多少の男らしさ消さなやし。」



「舞妓さんとか、デーモン木暮ちゃうねんからな。」



「ファンデーション前に髭剃ってもらったけど、剃りあと残ってるしな。素っぴんしたんやから、次は一気に女装させたるわ。」



「アハハ、返り討ちにしたる。」

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