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ブルースカイ

第10章 恵(中)

あかん、目が覚めて寝られへんわ。



着信履歴と、メールチェックを始める。



着信履歴はフミ一色。あかん、忘れてた。最後の着信2時間前やし、もう寝てるやろ。




メールもフミ、マサ。暇な奴らや。むしろ、フミのタフさに頭が下がるわ。



メールの内容は形を変えても、飲み直そうというもの。アホや、こいつら。



あかん、見るんやなかった。まだアホども飲んでるんか気になるわ。



俺はマサに電話をかける。



「もしもし。兄貴、なにしてたんっすか!」



「寝てたわ。自分、何してるん?」



「フミさんと駅前の養老で飲んでますわ。フミさんと変わりますね。」



「アホ、待て。変わりな。」



「ソウ、メールも電話も無視やから、寂しかったわ♪」



「無視やなくて、寝てたんや。」

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