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ブルースカイ

第8章 恵(上)

翌週、バイトが始まった。



俺もフミもホールだった。人当たりの良いフミはまだしも、無愛想な俺をホールかい。かなわんな。フミも心配していた。気の短い俺に酔っ払いの相手が勤まるか。



だが、失敗するとの大方の予想を裏切り、大過なくこなした。自分でもびっくりしていた。



1週間が過ぎ、例の如く、時給は下がっていた。そんな時、それは起こった。



マサの友達と称する連中が2人で店にやってきた。



初めは俺を冷やかしたり、茶化したりはしていたが、大人しく飲んでいた。



そんな時、恵が友達と2人で来た。



悪い事に連中の隣。



案の定、アホどもが恵にちょっかいを出し始めた。

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