
ブルースカイ
第8章 恵(上)
「そうなんかな。受け取り方次第やな。俺が行きたいとことか聞くんは、どうでもええからやし、みんな意見ない時は、いつまで待っても決まらんから言うてるだけや。」
「皆、そんなもんや。自分をそんな貶めな。俺がソウの側におるんは、ソウに惚れてるからや。」
「気持ち悪い事言いな。」
「そういう意味やなくて、友達として、同じ男として、惚れとんねん。」
「それは、俺も一緒や。でも、俺にはなんもないで。何もできんし。」
「聡、死んだのは美香だけやないねん。美香のお腹の中には、美香も知らんままやったろうけど、子供がおってん。」
「えっ?」
気付くとゆうちゃんがこっちに向いていた。
「皆、そんなもんや。自分をそんな貶めな。俺がソウの側におるんは、ソウに惚れてるからや。」
「気持ち悪い事言いな。」
「そういう意味やなくて、友達として、同じ男として、惚れとんねん。」
「それは、俺も一緒や。でも、俺にはなんもないで。何もできんし。」
「聡、死んだのは美香だけやないねん。美香のお腹の中には、美香も知らんままやったろうけど、子供がおってん。」
「えっ?」
気付くとゆうちゃんがこっちに向いていた。
