
やっぱり君が好き
第4章 嫉妬
「いってきまぁーす」
休日が終わり、今日からまた一週間が始まる。
結局、奏はあの後 ご飯を食べてすぐ帰っていった。
外に出ると
「おはよう みお」
奏が目の前に立っていた。
「えっ…朝からどうしたの?」
「せっかく同じ高校だし一緒に行こうと思ってむかえに来た」
「だったら家の中で待ってたら良かったのにっ!」
「驚かせたかったんだよ。ほらっ」
そう言って私に手を差しだした。
これって、手をつなぐって事だよね…?
やばい…急に手汗かいてきた。
「ほらっ 早くしろよ」
奏はむりやり私の手をつかんで歩きだした。
