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★ニコ動の歌い手様短編BL集★

第1章 __(アンダーバー)×ナノ

「あれ?これも図星、だったりする?」

クスリと笑う唇は
俺を可笑しくする。
あぁ!ナノの全てが俺を壊すんだぁ!

真っ赤な顔を隠そうと伏せる。

「ア~ンさん?メニュー決まった?」

あぁ!!
決めてねぇ!!

「あっでも俺はいつものにするから、いいんだけど…」

「そう♪じゃあ注文いいかな?」

「あっ!うん、じゃなくてお願いな?」


ナノの奴イラついてるし、なんか引っかかる。


注文した後、物はすぐに来た。

食べ終わったところでアンダーバーが会計を済ませ、外に出る。

少し暑い、外の日差し。

「アンさん…」
「ん?何?」
「暇だったら、俺ん家来ない?」

へっ…
いや暇ですよ…でも…えっ?

「えっ、あぁ暇だし良いよ?」

その時、こちらを向いたナノの顔は
明るくて嬉しそうで 可愛かった

「よし!直行!!」

その瞬間、ナノは俺の手を取り
ぎゅっと握って俺を引っ張る。

「は、速いってナノ!!ちょっ…」

ナノはお構いなしにズンズン先に進む。

その横顔を
ずっと俺は見つめていた。

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