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それでも恋するドM娘

第13章 新しい季節は。

「そんなこと言われてもっ……わ、私はどっちでもいけるわけじゃないし……」


「駄目?」


女子でもドキッとするような儚い陽菜の瞳で見詰められ、千紗はたじろぐ。



可愛い。



千紗は素直にそう感じた。


普段目立たない河西陽菜だが本気を出せば超絶な可愛さも色香も放つのだと気付かされる。


抗えない何かを感じ、千紗は身体が動かなくなる。

陽菜は濡れたまつ毛を光らせながら、ゆっくりと千紗に顔を寄せてきた。


ぷにっ……


二人の美少女の唇が重なる。

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