
君がくれたぬくもり
第47章 Time Limit
しばらく静かにお互いの体温を感じ合った。
背中にかかる岳の吐息があたたかい…
すると岳は言った。
「なぁ、鍵閉めてきて。」
……?
言われたとおり鍵を閉め、再びベッドに座ると
キスをせがまれる。
陽菜は静かに目を閉じキスを受け入れた。
「ん……んん………」
苦しいくらいの長いキスにボーッとする。
岳はいったん唇を離すと、今度は耳にキスをしてきた。
「……ひゃん…///」
耳にかかる吐息がゾクゾクさせる。
さらに岳の手が胸に触れた。
「ち、ちょっと待って……」
胸を撫でる岳の手を握る。
岳はその手を止め、陽菜を見た。
「嫌か…?」
嫌っていうか……
「ここ病院……だよ?///」
