
アリスは処女
第2章 パーティー
「姫、パーティーの
準備が出来たので、ホールの方へ…」
「分かったわ」
私は短時間でメイクをし
ホールへと向かった。
「姫、最後にもう一度味見を…」
「……えぇ…。いただきます」
………!!
お、美味しい……!
あんな短時間でもうフェイの
味を完璧に再現しているわ…!
「…クリッジ」
「は、はい。何でしょうか…?」
「あなたは凄いわ。これからも
フェイに協力してあげて下さい」
「……………」
なぜかクリッジは黙ってしまった。
私、何か悪いことでも…
「姫、パーティーが終えましたら
2人でお話しできませんか?」
「…いいわ」
私は玄関へと向かった。
