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「脱いでください。ストーブの前にかざしますから。ほら、手を脱いて…これを掛けてるんですから見えませんよ。」


諭す様に小柴が言えば、万里も渋々脱ぎ出した。



大きなひざ掛けのしたはブラジャー。
心許なすぎる。


万里の脱いだシャツやブレザーをハンガーに掛ける小柴が振り返り、万里を見据える。


な…何？！
不安でいっぱいの万里はひざ掛けをギュッと握ると、小柴は笑って言う。



「ストーブの周りは、制服に占領されましたね？寒くありませんか？どうぞ、ソファーに掛けてください。」