テキストサイズ

「 Te amo。」

第15章 3年生。 ー 迷える子羊ー

廊下にいても、教室にいる3人の話は筒抜けだ。



「レオ?」
ハッと気が付くと不思議そうに僕の顔をのぞく先生の顔。


「ゴメンナサイ・・・聞いてなかった・・。」
素直に謝る。



先生がチラッと教室を見てまた視線をレオナルドに戻すと、

「レオ、あと4ヶ月だったよね・・。」


ぎゅっと胸が締め付けられる。


「ハイ。」





僕のタイムリミットは、


あと4ヶ月。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ