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「 Te amo。」

第12章 バレンタイン。 ーそれぞれの想いー

柚子の言葉に胸が熱くなった。



「柚子、俺・・・『スー・・・スー・・・』


静かな寝息が聴こえてきて、俺が言おうとした言葉は封じ込められた。


そう。

言う権利なんてないんだから。


溜息をつき、電話を切った。

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