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「 Te amo。」

第12章 バレンタイン。 ーそれぞれの想いー

【 蒼 】

レオナルドと柚子は部活がある日はいつも一緒に帰っている。

私とは帰る方向が違うので、いつも校門で別れるのだ。


その日も柚子はレオナルドと帰り私と校門で別れた。



少し歩いてから振り返って見ると、二人が楽しそうに話している姿が見えた。

柚子は心を開いた相手にしか見せない笑顔がある。

もちろん私はその笑顔を知っているが、彼女の魅力はあの笑顔だろう。



ふんわりした天然なキャラクターとナチュラルな可愛さは男子にも人気がある。

隣で歩くレオナルドの表情もやっぱり柚子にだけ見せるものだろう。




お互いが心を許し、通じ合ってる二人。


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