テキストサイズ

「 Te amo。」

第11章 友達。

キーン コーン カーン コーン



「おっはよ~」 「おはよっ」


いつも通りの朝。




・・・私以外は。

ケータイの真っ黒な画面に映る自分の顔は目のはれが少し残っていて眠そうだった。


夜は泣き疲れて寝たけど、朝早くに目が覚めてしまった。

だから早めに家を出たので今日は教室に一番乗りだった。


だって、渉がいる教室に入るのは勇気がいる。


ストーリーメニュー

TOPTOPへ