テキストサイズ

「 Te amo。」

第8章 両想い。

残念ながらラーメン屋さんがなく、近くのお店に入り軽食で済ませた。
私はガックリと落ち込むささやんを一生懸命慰めていた。


柚子「ささやん!今日はこの後苫小牧まで行くし、きっと美味しいもの食べれるよ♫」

ささ「こまち・・・。」

ウルウルした目で見てくるささやんがいきなり抱きついてきた。

ささ「こまち優しいっ! 意地悪な佐久間と違って・・。」
チラッと蒼を見るささやん。

柚子「ちょっとささやん!セクハラ〜」

蒼「離れな、ささやん。」
キッと蒼に睨まれたささやんはサッと私から離れた。


黒澤「ささやん☆ バカなことやってないでさっさと行くぞ♫」

ささ「いでっ!いでででで! は、離してっほっぺ、渉っいででで」


笑顔でささやんのほっぺをつねりながら歩き出した黒澤くんは目が笑っていない。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ